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愛は三年で冷め…ない2011-07-02

高遠琉加「純情不埒」を読む。


B‐PRINCE文庫刊
大学生・年下 × 歯科医・バツ1


これは高遠琉加にハマった!と感じたときに、
中古で掲載雑誌をgetしていたので、
前半部分(「純情とゲーム」)は既読だった。


前半の「純情とゲーム」は唯司視点。

唯司(ユイジ)は真面目で人当たりもよく家族思いで、
将来は弁護士になろうかなんて考えてる大学生。
ある理由で今は休学して、ホストで金を稼いでいる。
…おい、どこまで好青年なんだ、ユイジw

要領よい唯司は、水商売にも能力を発揮していたが、
実はその表面的な世界には染まり切れないでいた。
そんな折、上得意客から有利に離婚に持ち込むために
是非協力をしてくれと頼まれる。
旦那を誘惑し堕として、ゲイだと証明して欲しいと。

多額の謝礼を約束に、ユイジは
彼女の旦那…佐倉(さくら)を誘惑する為に接触を試みる。
少々場当たり的な計画とハプニングによって、
上手いこと佐倉の家に居候することに成功する。

佐倉は、家が歯科医院を経営していて、
将来はそれを継ぐメガネの歯科医だ。
性格は地味で温和な料理が趣味の家庭人。
ただ、
彼はやはり自分がゲイだということを隠して結婚していた。

佐倉を堕とす為に「ホストの心得」…
全身で相手に惚れることを実行しようとする唯司。
だが彼は、これから陥れようとしている佐倉に
少しずつ、確実に惹かれていく__。


……
はは、不埒なふりした純情ですなーw
そんなユイジが非常に可愛い。
人から騙された腹いせに、人を騙してやろうとする彼は、
まだ少し幼くて、でも純粋で真っ直ぐでイタいくらいだ。
佐倉に対する恋心も、なかなか自覚出来ずにいたりするしね。

「人生なんか甘い」と大人ぶって高を括ってた唯司。
本当の自分を認め、本当に欲しいものを自覚する事で
本当の「人生の甘さ」を知る事になる。


高遠琉加は小道具を使うのが上手いなー、と思う。
とっておきシャーペン回しの話やカレーの話とかね。
カレールーの甘口と辛口の二つを混ぜて中辛にするって、
なんか深い…ような気がするのは気のせいか。

あ「純情」と「不埒」混ぜたら…みたいなものなのかw



後半は「理性と落下」
こちらは文庫書き下ろし。
佐倉…和巳(かずみ)の過去と、 唯司との出会いの頃と、
そして5年後、唯司が新米弁護士となった現在の話。和巳視点。


……
一見純情、その実、不埒な部分も持ちあわせる、和巳。
高校時代から10年もずるずると不毛な恋愛を繰り返していたとは…。
この相手、テニス部の先輩がまたズルいダメダメ男。
和巳ってば、離婚した妻と同様に、
やっぱり優しすぎて相手につかまっちまってたんだよなー。
でも現在は、唯司とラブラブ状態、幸せめいっぱい同棲生活中…。

と、思っていたら…
和巳、幾分すれている上にネガティブ性格炸裂。
唯司の将来を思い、ふたりの未来図を描けなくなって、
自分から身を引こうと頑張ってしまう。

でも…この気持ち判らなくもない。
どうせ壊れるなら自分から…というのは、
10年も傷つき続けていた過去の恋愛から
得た教訓だったんだろうから。
人間、誰かを好きになりすぎると周りが見えなくなる、っつーか、
やっぱり一人でぐるぐるしたあげく、暴走してしまう事もある。

自分自身、年くってるからかw
読んでいてどうしても和巳に肩入れしちゃって、同調しまくり。
だからもう、唯司の優しさとかかっこよさとか、
器の広さとか狭さwとか、年下攻めそのものにやられた…。
もう和巳はずっとこのままでいい。
時には理性も手放し、思う存分どっぷり落下するといい。
あなたはそのままで可愛げのある愛されキャラだし、
そのままの存在で唯司を幸せに出来るから。

そうそう、
ミキちゃん(唯司の友達)も瑞希(和巳の妹)もいい味出してた。
ふたりとも幸せになーれ!


それにしても…
年下攻め、いーわーw 成長の喜び、収穫の喜びかーw
…あれ、子育てに近いものがあるような…。

後ろ暗い充足感2011-07-06

可南さらさ「キスマーク」(「移り香」の番外編同人誌)を読む。


こちらは本編の「移り香」発行の前(2008)に出ていたそうで、
今回の本編発行に合わせて再販されたとのこと。
あとがきが差し替えられているようだ。

表紙は…、陵クミコの幻のメガネの要だー!
メガネ萌えの私にとっては…ふ、いいわぁw
でもそれ以上にイイのは、タイトルページ(標題紙)の小さなカット。
要の肩口に頭をのせた清司が壮絶に色っぽい。くるー!


「キスマーク」は清司視点。

カメラマンの清司(せいじ)は、ここのところあまり機嫌が良くない。
お互いに多忙すぎて、実兄であり最愛の恋人、要(かなめ)との
逢瀬の時間が思う様にとれないからだ。

そんな折、久しぶりに要の来訪に喜ぶ清司だったが、
要が部屋に仕事を持ち込み、用意した食事も後回しにする態度に拗ね、
ついつい意地の悪い言動をしてしまい、要を激怒させてしまう…。

数日後、ふたりの仲を知るモデルのメグから、
要と一緒にランチに行った際、自分の写真集を買ってくれたお礼に
サインと「キスマーク」をつけてあげた事を聞いた清司は、
憤り動揺して要の家に駆けつける……。


……
清司、いっそう要にメロメロダメダメになってるw
現在のふたりの関係は、勿論「恋人同士」なんだけど、
基本の基本、兄弟という間柄はどうしても変わる事は無い。
それ故ふたりの会話も兄、弟の立場で物を言い、ふるまう部分も多々あり…。
それがとても複雑で面白かったりする。

弟=年下攻めなんだけど、清司の甘え方もそんな部分が出ていて、
一見不遜な態度なのになんだか可愛い。
独占欲、所有物の証である「キスマーク」。(主に男性がつけるそうだ)
いってみればただの皮膚の内出血であるキスマークごときに、
清司の心情は乱れまくり、振り回される。
うーん、態度は強引だし勝手なんだけど、やっぱり可愛い。
結果的には、要が清司を甘やかし過ぎるのも仕方が無いと思える。


対外的には、実力も勢いもあるカメラマンで、
社会的にも評価も高く、見目麗しく、クールで要領もよく立ち回る。
対「要」的には、情熱的で強引ながら、脆い宝物を扱う様に接したりする。
そういう部分が表面…行動に思いっきり出ていながら、
その実、内面では…

この兄を犯して死ねといわれたら、それで死んでもいいと考えていた
背徳的な関係に、罪悪感だけでなくほの暗い満足感を感じている

のが、清司だ。
この辺…、普通の恋愛では考えもしないような思考をしてしまったり、
不必要なほどの葛藤を繰り返したりしてしまうんだろうなー、と感じてしまう。
後ろ暗い充足感、ほの暗い満足感って…人の心の機微って単純でないのな。

一生手放す事の出来ない「禁忌」を抱えてる明暗の恋心が、
「移り香」とその続編の読みどころだと思う。



もう一本、より以前に書かれたのが「残り香」
時系列的にも本編直後ら辺か。こちらは要視点。


……
こちらの話も、多忙で逢瀬の時間も取れないことに不満を持つ清司に、
要が朝から好き勝手に弄られてしまう話。(元も子もない説明文w)

付き合い始めは特に、共有する時間が相互理解を深めるのだよね。
でも、ふたりは元々兄弟だというところがあって、
その辺吹っ飛ばし気味というか…照れがあるのか、
なかなか甘々な雰囲気にならないのか…。

それでも清司を心情的に不安にさせたくないあまり、
朝から情事に興じてしまう…というか流されてしまう要が優しい。
心情的にはお互いにどっぷり堕ちているので、心配は要らないようだがね。


とはいいつつ…。
物語には波乱が付き物だから、続編ではどんな展開が待っているのやら。
読むのが楽しみなんだけど、辛い展開予想に早くも切なくなったりしてしまう。
要の清司への思いがあれからどう変化していくのか、
その辺が丁寧に描かれているといい。

小説リンクスを買った理由2011-07-10

小説リンクス8月号を購入。


幻冬舎 隔月刊 2011/7/8

リンクス、発売日に買ったの初めて。最新号を買ったのも初めてかもしらん。
最大の目的、可南さらさ「その声で囁くな」をすぐに読みたかったから、
わざわざ購入すべく朝から外出したのだが、
残念な事に、作品は途中までの掲載だった…。ふえぇえん。大ショックー。

作者都合で、なら致し方ない…。
話としては、まだまだ導入部部分といっても良いところで切れてるし、
先も少しは読めるっていうか、ある程度想像も出来るけど、
まあ悲惨などんでん返しはそうそうないと思うんだけど…くうー。
続きが気になる、気になる、読みたいよー。

おまけに続きは次号でなく、単行本でということなので、
あーーー! いつになるの? いつになるのよぉー! という気分。あううう。
でも、でも、こんなことで挫けてたら、りっぱなBL読みにはなれないわ…。
とでも思って、修行の一環だと意識をスライドしてじっくり待とう。
楽しみを先に持つのも、長い人生を生きる上では必要なことだしな。



リンクス。
なんとなくだけど、雑誌のカラーは「硬い」「堅い」イメージ。
表紙に落ち着いた色味のイラストが多いし、そこから受ける印象が強いのかも。
作風は、ファンタジーな人外モノも時代モノもリーマンもありなんだけど、
全般的に、どことなく堅さがある、ような気がする。
考えてみたら、4Pモノなどアブノーマルな作品もあるらしいのにね。
巻頭ショートがあるのはとてもいいな。他誌でもショートやSSが増えると良いのに。

他の作品では、「掠奪のルール」前編 きたざわ尋子が良かった。
やっぱり前後編ものは自動的に続きが気になるね。

……10月号■特集「秘書」支える、男の美学って、
…リンクス、やっぱりあなどれんな。表紙(佐々成美)と共に、まて!次号か。

乱読継続中2011-07-25

ヤマシタトモコ→崎谷はるひ→木下けい子→高遠琉加→
依田沙江美→砂原糖子→木原音瀬 →可南さらさ→椹野道流
椹野道流……ふしの……変換でねえw …「さわら」で出せばいいのか、木のほうの。
る、は流れるほうなのねー。間違えないようにしないと。



椹野道流。
ここ一週間ほどでK医大病院関係書籍をごっそり入手(といっても10冊)。

「メス花シリーズ」「いばきょー」はともかくとして、(割にシリアスでもあるし)
「まんちー」「働くおにいさん」は笑みが止まらん。
なんだ?このみょーなほのぼのさはw ついつい交換日記ブログまで読んじまったぜ。

犬

是非とも、大型ワンコとお花屋さん、どちらかにお家に来てほしい。
二人とも全身全霊でパートナーを愛し、尽くし、言葉で態度で愛情表現するタイプ。
読んでいて、あんな風に愛されてみたい。尽くされてみたい。包まれてみたい。
…と、つい思ってしまうところが、自分のダメダメなところ。
どうしても、どう考えても、自分が尽くす役に成りたいとは思えない。
実際出来ない。誰かの私生活に尽力し、それを自分の満足感に換えることが出来ない。
全く持って恋人に尽くすタイプじゃないなー。ふー。
そして、自分のそんな部分がBLにどっぷりハマっている理由なんだろう。
それぞれのお相手の先生方が羨ましいぃ。人が作ってくれた美味しいご飯が毎日食べたい。

「メス花」あと5冊はおいおいに…。
それにしても「メス花」、ラブコメだったとは…。
1巻をパラリと立ち読みした時に、もっとシリアスな医療系で(強姦シーンもあったので)
ハードな作風だと大誤解してた。あんなにバカップルものだとは全く思わなかった。
が、二人の成長物語として読める部分も盛りだくさんだし、
とにかく若さと勢いが、エネルギッシュに愛に溢れてていい感じ。
年の差もいいけど、同級生同士はお互いに張り合うシーンがいい。


BL遍歴を改めてみると、
なにげに何年か前のシャレード系が多いな…。

HTMLカスタマイズの恐怖2011-07-25

Fire foxでこのブログを見ると、真っ赤っかなテキストが…!
という記事を以前書いたのだか、コチラ→…なんでかなあ?
テンプレートを変える作業中に理由が判明した。


犯人は…単なるHTMLカスタマイズのタグの閉じ忘れ、だったw


アサブロは少しだけHTMLカスタマイズが出来るようになってるのだが、
「画面中央の先頭 ★2」で…<font color…>のタグを閉じてなかったのが原因だった。
むむむ、やはり付け焼き刃でHTMLをいじるべきではない、と反省したのだが、
実は<b>は現在もわざと閉じていない。ほんとは…ダメ、なんだろうけど。
便利なので、つい…。

そのうち善処しよう…しないとダメだよね?