心房中隔欠損症【ASD】について2009/ 1より記事をUPしています。
カテゴリ一覧からどうぞ☆
【ASD】最新記事はこちらから★メインBLOG  >>ミュッキー!/OK!
BL雑誌リストを扱うBLOG  >>ミュッキー!/OK!ー3
中古本リサイクル販売中  >>ミュッキー!/OK!ー4〜used book store

*個人的なBL遍歴*2011-06-03

ヤマシタトモコ→崎谷はるひ→木下けい子→高遠琉加→
依田沙江美→砂原糖子→木原音瀬

…王道、過ぎる。


うすうす判ってはいたが、
たぶん自分のBLの好みは

純愛で
甘くて
そして「イタい」だ。(いたたた…w)

木原音瀬、シンプルな文体もジャストミートで好み。


うわ、この人、発行がノベルスばっかりだよw
やべえ、手持ちが無くなる…。

本棚入れ替え2011-06-06

久々にブログパーツの本棚管理をする。


アサブロではbooklogからbossabooksに
本棚ごとを差し替えることに。(元に戻したともいう)
だってボッサの方が本棚、可愛いんだもんー。
新刊をチェックしての画像入れ替え作業。
ちまちましてるけど、なかなか楽しい作業。


この一年でかなりの本を読んだ。
…今までの人生で一番多く、
「小説」を読んだ一年だったと思うんだが、
…ジャンルはすげえ偏ってるなぁw
笑うしかねぇね。あははははは。…はぁw

それでも本棚はマンガの方が多かったりして。
自分にとっての基本はやっぱりマンガなんだなぁと、
絵物語が身に染み付いてるのを実感する。


ふと、
あぁ砂原糖子入れてねえなぁと気がついて、
何を入れようかなーと思ってしばし悩む。

今現在での代表作であろう
「言ノ葉ノ花」か「言ノ葉ノ世界」
もしくは「恋のはなし、…2」か妥当だろうと思ったけど、
結局入れたのは



「恋雪」 (SHYノベルズ) 大洋図書 (2007/7/18)


…地味かなぁ。切ないうじうじ系だし。

でもこの話、
キャラの成長がとても丁寧に描かれてて、
読後感が凄く清々しい。
季節感があって情景は思い浮かぶし、
登場人物の心理の変化も細やかで
なにか心に残るものがある。

細部でいえば…
辛い境遇が続いた受の湊が、
切ない気持ちを溜めに溜めて涙ながらに
攻の成明に感情を大爆発させるところとか、
その後の幸せなエッチの最中でも複雑な心境を
見せてしまうところとか、切なくてすごく好き。

少し前の本ですが、
幼なじみで切ないすれ違い系がお好きでしたらオススメ。
木下けい子の挿絵も雰囲気合っててとっても良い。

それにしても砂原糖子、セレクトに妙に悩んだな。
全体的にあっさりとした作風は大好きだし、
コメディ風味も結構好きなんだけど。
ま、これからは雑誌も追うのは間違いないな。
「恋惑星へようこそ%*?}||ェ・^)ノ*:・゚+☆」小説Dear+ナツ号
楽しみ&期待してるのであーる。

「放課後の不純」2011-06-07

ここひと月ほど
暇さえあれば
繰り返し手に取っていた本。



放課後の不純/ 梶ヶ谷 ミチル (2011/4/25)

携帯コミックとして連載され、
「on BLUE」が発行されている
祥伝社から祝コミックス化。
それも初コミックスだって。すごいなー。

もうとにかく全般に「さわやか」で良いのだ。
そして「青い」
つまり「青春」ってやつだ。


攻の沢木も、受の水谷も、
とにかく可愛くてしかたがない。
読んででキュンキュンする。
これが「萌」だな、と実感。
高校生、いいなぁぁぁー…。

絵もあっさりすっきり、少女マンガ風。
いやなねちっこさが無くて、受け入れやすい。
線も奇麗でデッサンも確かで、
ほんとこの方初コミックスなのかしらん。

話はいかにもな「学園ラブ」なんだけど、
さすがにBL、無理やりな進行もある。
教室で、図書室で、修学旅行先で、
いきなりやりすぎでしょー!みたいな、ねw
ちゃんと盛り上げ役、当て馬君もでてくるけど、
そういえば悪人は…出てこないな。

何しろスポットが攻×受に定まっているので、
読んでてもそんなにハラハラはしない。
でもなんかドキドキはすんだよねえ。
切ないキュンキュンもする。
コレ、BLには必須要素だと思う。


この本で一番惹かれる部分。
それはキスシーン。
お互いの吐息が感じられそうなキスシーンが
何度も描かれていて非常にそそられる!

こちら、携帯コミックサイトから拾って来た絵
ファーストキスシーン…、じゃ無いか。水谷メガネしてるよ!
う、いいよねぇ…。

あと、
エッチしてるときの受の
「あっ…」とか「…んっ」の表情。秀逸。
こういう細かい描写がすごくリアルで可愛くて、
つい感情移入しちゃうんだよね。(特に攻側にねw)
だからモロにモノが描かれてなくても
感じるものがあるんだよねー。テレ。

on BLUE vol.2には4年後の二人が…。
沢木、水谷にメロメロ過ぎだろーw


この人の作品もっと読みたい。
他に描かれてないのかな。見つからないんだよなー。
なるべく早く、梶ヶ谷ミチルの次作に逢いたい。

できましたら、
当て馬、修ちゃんの新しい恋を描いて欲しいな。

雑誌掲載と書き下ろしと2011-06-09

作家さんは、
どういう風に契約してるんだろう。

読者としては、
雑誌掲載の方が作品に触れやすいよね。
目当ての作家が載ってれば、
とりあえず買うし。
他作家の新規開拓はしやすくなるし、
なんかお得な感じがするな。
けど、作家から見れば、
雑誌のカラーや傾向、テーマなどに
縛られる部分も多いのだろうから、
制約も多いのだろうなと想像。

単行本書き下ろし作品ならば、
作家としても作品に集中して、
一気に書けるんだろうなと想像。
より作家個人の特徴や趣味、作風も出せるのかな。
すでにファンならば、
単行本オール書き下ろしだと
なんかとっても嬉しく感じる。
が、
以下次刊!だとテンション保ち続けるのがちと辛い。
これは個人差だとは思うが…、私にはとても辛い。


可南さらさの「移り香」も
高遠琉加の「純情不埒」も
雑誌に掲載されてから、
有に4〜5年経ってから、
ようやく一冊の本に成ってるところを見ると、

小説の単行本化って、
結構、コミックよりも気長なのかな。
出版社が変わってたり、
挿絵画家が変わってたりすることも多いし、
色々と事情があるのも推測出来るが。

ファンとしては、
定期的に雑誌で読めて、
滞り無く単行本化し、
続編が書き下ろしされてて、
挿絵は雑誌掲載分にプラス、
口絵には雑誌掲載カラー、
カバーは書き下ろしが最高!!

だと思うんだけどねw
なかなかそういうこともないかー。

つまりは、
高遠琉加「寝たふりしてる間に出て行ってくれ」の 単行本化、
気長に待ってる。ということ。
あ、「世界の果てで待っていて」の続きの方が先か。
それにしても、
雑誌掲載は当分無いのかな。
やっぱなんか寂しいなぁ。

些細な場面2011-06-10

「放課後の不純」追考

受の水谷には、
今まで女の子に興味を持てたこと無く、
たぶん生まれつきのゲイ、だと自覚する記述がある。
今までに自分から誰かに恋した経験は無い上、
彼はその自分がゲイであろうという事実で
劣等感や後ろめたさを感じている。

が、
攻の沢木は、
自分から同性である水谷に積極的に迫り、
性的行動によって水谷を見事陥落。
彼は多分、今まで女の子と付き合ったことが有り、
好きになれば体ごと、を体現するタイプ。
同性と付き合うことに違和感も後ろめたさも感じない、
性別をいとわない、生まれつきのバイなんだろうと想像。


こうゆう人って実際にいるんだろうな。
何かを行動をするのにさほど葛藤も無く、
難なくハードルを飛び越えられる人。
決して馬鹿にしている訳では無く、
とても真っ直ぐな、行動的な人だという意味。


沢木は些細なことをきっかけに、
水谷に興味を持ち、好意に発展するんだけど、
水谷は沢木にいつ好意を持ち始めたのか、
はっきりとは明言しない。

たぶん図書室で、沢木が水谷をギュッと抱きしめる場面なのかな、と。
受け身の人って、
やっぱり強引に行動に移された時、
好きだと全身で訴えられた時、
心が動かされるんだと思うから。


水谷は全編、沢木の勢いに流されっぱなしなんだけど、
相当に葛藤したんだろうなーと読みながら思う。

自分が同性愛者だとひしひしと感じながら。
一歩踏みだしてしまったことを少々苦く思いながら。
それでも、
手を取ってくれた沢木を「好きだ」と思いながら。


「放課後の不純」には、
読むたびにきゅんとなってしまうシーンが点在している。

修学旅行先で、水谷が沢木の手を繋ぎにいく場面とか、
お風呂で、水谷が沢木にキスを求める場面とか、
泣き出した水谷の頭を沢木がぽんぽんと宥める場面とか。

各所の背中や胸にすがる手の表現とかに、マジで心惹かれる。


こういった些細な場面に心を捉えられてしまう昨今。
自分が求めているモノが如実に判る記述になっちまったぜぃw